南日本新聞の切り抜き 南日詩壇 内山朝子
「笑おう!」
人は 年とる程に笑わなくなる
何もかも 見つくし 知りつくし
しらけきって 笑えなくなる
笑えないまま 放っておくと
笑いの井戸は 枯れ果てる
いつか訪ねた 老人施設では
笑い声を上げる 日課があった
笑おう! 意味なんてなくていい
笑いの井戸を枯らさないため
声に出して 笑いを汲もう
笑った分だけ 心の中の空が晴れる
心が晴れたら 自分も周りも明るくなれる
笑顔がふえれば 世の中だって
その分 明るくなるだろう
笑顔は 人の心を癒す
笑おう! 思い切り笑って
心の雲を 笑い飛ばそう