日本経済新聞 土曜日のNIKKEIプラス1より転載
実践マナー塾(マナーデザイナー 岩下 宜子)
「お客の笑顔を自分の力に」
接客は楽しい仕事です。
お客様に喜んでもらうことをするのですから。
このお客様は、何をうれしいと感じ、何が嫌いなのかを考えて、
お客様の喜ぶことをすればいいのです。
自分がお客様にサービスして喜んでもらったときは、
接客した方と、どちらがよりうれしいでしょうか?
それはサービスした方です。
いい接客をしている人が、いつもイキイキしているのは、
お客様を喜ばせることを楽しんでいるからです。
脳科学でも人を思いやる気持ちは脳を活性化すると
証明されています。
お客様に喜んでいただくことを考えて実践すると
、脳が活性化して、そのうえお給料までもらえる。
接客はありがたい仕事です。イヤイヤながらやっても
知恵も工夫も湧いてきません。
例えば接客時に心と頭をフル回転させてい、お客様が洋服を
鏡にあてるときなどに、 手荷物が邪魔になっていないか考えて、
すぐに行動に移れます。
センスのある人は、接客中は少し屈体します。
状態を少しお客様の方に傾けることで、
ハートを近くすることができるのです。
接客の基本は
、N・H・K(ニコイコ・ハキハキ・キビキビ)と親切心です。
明るさと快活さと情熱です。
お迎えとお見送りも大事ですが、特にお見送りに
真心を込めることです。
「ありがとう!」と言われるために仕事をしませんか。
ご自分が元気になるコツだと思います。」
本日もアイアイノート№117に貼り、スタッフ全員で
自分のものにしていきます。